FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(89点/100点満点中)

 映画史上ファックという言葉が最高回数使用されたこの映画は、事実、セックスとドラッグに塗れた一人の起業家の性的絶頂とドラッグ的絶頂、人生の絶頂とその地獄を描いた、爆笑必至のコメディである。

 株のブローカーを目指しウォール街に訪れたレオナルド・ディカプリオは、やっと仕事ができるようになったその日に世界最大級の恐慌に見舞われ退職を余儀なくさせられる。
 それでも彼を懸命に支える妻。

 しかし彼の野望は、職場が死んだ程度では死なない。
 郊外のボロ株を売るロクでもない証券会社に入り、そこで一瞬にして頭角を表す。そこから従業員数百名の巨大な証券詐欺会社を作るまでのドタバタと、セックスと、ドラッグと金。
 レオナルド・ディカプリオの俺様感は最高に気持ち良い。

 世界経済の崩壊の裏には、この欲望があったのだ。
 信じたい夢を信じさせてやり、成功する。その意味で、株のブローカーはある意味ロックスターやアイドルのようでもある。あくまでその夢は、最初から存在しない点が違うだけだ。

 電話先のクライアントに中指を立てながら営業電話をするシーンや、貸切の飛行機の全席で繰り広げられる乱交シーン、全く価値のない靴屋の社長を呼んでその株を売り込むように大統領級の社長演説を行うシーン、彼と警察が本音の探り合いを船上で繰り広げられるシーンなどは超ド級のくだらなさで腹の底から笑える。
 台詞だけで面白いという、映画の真ん中を打った映画でもある。

 なぜ笑えるかといえば、やることなすこと、それが男の真実に限りなく近いからなのである。
 この世で最も儲かる商売は、この世で最も頭の弱い人間を相手にした商売なのだろう。

 男はポルノを見る感覚で観れる。成人指定である。
 女は男の真実を学ぶ感覚で観れる。
 こんな男ほどモテる。最高の伝記映画である。

スポンサーサイト

Profile

F

Author:F
Mail:gokushitekimovie@gmail.com

最新記事

検索フォーム

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。