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『レジェンド 狂気の美学』(30点/100点満点中)

 英国に実在した兄弟ギャングを、トム・ハーディが一人二役で演じており、兄は統合失調症で口が悪く同性愛者にして暴力上等派のギャング、弟は穏健派の金儲け主義で恋人を大切にするがいざとなったらやはり暴力上等派、という魅力的なキャラクター設定がなされたのが本作である。男の子の好きそうな感じをバンバン出している。もちろん男の子として見た。
 しかし本作は、脅迫と睨みを利かせ合うクラシカルなギャング映画では決してない。
 冒頭から終盤までイギリスらしい気の利いたウィットと肩の力の抜けた台詞回しで、描かれるのはギャング同士の抗争や組織的成長というより、兄弟同士の拭いがたいギャング運営方針の違いと、それでも互いを他の誰よりも大切にしようとする、まさに血の香りが濃厚に漂う家族愛である。ギャング映画のあの一触即発な感じが好きな人や、俺の友達に挨拶しやがれ感、または兄弟姉妹のことをなんとも思わない、精神的に一人っ子の人間が見ても、特に真新しい情報はなんにもない、ほのぼのファミリー映画である。
 狂気とか美学とかレジェンドとかそういう話は一切出てこない。トム・ハーディのぶ厚い唇がセクシーっぽいのと、トム・ハーディに惚れる女がなんとかトム・ハーディを一般人にさせようとする展開、そしてトム・ハーディも頑張るもののやっぱり投獄され、釈放されても弟か兄のどちらかが下手をやらかしてまた同じことの繰り返し、という展開に、強烈な眠気を齎される映画だった。
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